「わにとかげぎす」メモ

 どうも似たようなことばかり繰り返してしまうので、もう少し動きがあってから書こうと思っています。ただ、少しメモ書きとして、なんとなく気になったことを書いておきます。
 絵が「すごい居そう」な人から、コミカルな感じになってきてること。稲中以来、もうずっと超リアルなキャラを描き続けてましたが、最近の新キャラたちはかなりコミカルな絵柄に。新しく登場した警備員たちは、どことなく水木しげるの描く人間キャラ風です。ただ、彼らの造形は奇妙な感じがします。とてもリアルな雰囲気を持っているのに、見た目がフィクショナル。古谷実はもっとフィクショナルに描こうと思っていて、その前の過渡期的な絵なのかな、なんて気もします。
 不幸の手紙の送り主の男の子、彼が想いを寄せるのは「弱い感じの女の人」で、イトキンはこっちかあ!と思ってしまいました。果たして彼は二人で破滅に向かうのか、それともイトキンのように自分だけ無責任に逃げ出すのか、あるいは二人で困難を乗り越えるのか、今後の彼の恋愛模様は注目です(もう終わったのかもしれないけど)。